一般社団法人デジタル地方創生推進機構（VLED、理事長：坂村健・東洋大学教授）は、公益事業者等が保有するデータのオープンデータ公開を推進し、国や地方公共団体のデータと組み合わせてビッグデータとして利活用することによる経済の活性化を目指して、2014 年10 月に設立された。VLED では、有識者を招いた委員会を設置して、オープンデータの普及・推進を目指して、オープンデータガイド、利活用ガイド等のさまざまな文書を執筆・公開してきた。2021年6月より、オープンデータだけでなく、広くDX（Digital Transformation）全般に活動範囲を広げ、政府、地方公共団体、民間関係者、IT 業界、住民の方々との連携も深める組織として活動している。2022年6月には、この活動内容を定款に反映するとともに、機構の名称も「一般社団法人オープン＆ビッグデータ活用・地方創生推進機構」から「一般社団法人デジタル地方創生推進機構」に変更した。
地方公共団体のDX推進支援の一環として、会員各社や先進的な取り組みを進めている地方公共団体と協力した研修やシンポジウムの開催を進めていることに加え、今年度より、地方公共団体によるDXやデジタル化手法を導入して業務効率化、住民向け新サービスの提供、地場産業の振興等に成功した事例をまとめたデータベースの構築を行っている。
