住所
Singapore Institute of Technology (SIT@NYP), 172 Ang Mo Kio Avenue 8,
Singapore 567739

連絡先
Dr Muhamed Fauzi Bin Abbas

URL
https://www.singaporetech.edu.sg

シンガポール工科大学(Singapore Institute of Technology)は 過去15年近くのTRONSHOW展示会のレギュラーだった組み込みシステムの開発手法の研究を進めてきた南洋理工大学のメンバーが異動して2019年から展示を開始しました。

残念ながらシンガポールの学年の最後の多忙な時期に重なり(教育年度は12月に終わる)、本年は会場に参加できません。

お問い合わせは直接連絡先あるいは、TRONフォーラムにお送り下さい。

TRON Forumはこれまでの協力に感謝の意をこめSITを紹介させていただきます。

シンガポール工科大学(Singapore Institute of Technology, SIT)はシンガポールで五番目に創立された国立大学で、応用に重きを置いた教育を行う初めての大学です。2009年に創立されて、いまでは9つの海外大学パートナーと合わせて7000人の学生が在籍し、SIT 独自のコースと共同で提供するコースを合わせて、40の学位取得のできるコースが提供されています。仕事と学習を統合するという教育哲学に基くSITの応用分野の学位は成長している経済分野をターゲットとしています。SITの学部レベルで学位を取得するには、8‒12か月の仕事と学習を統合したプログラム(Integrated Work Study Programme, IWSP)を履修する必要があります。これはSITの産学提携の教育の良い事例として挙げられます。学部レベルの学位を習得するコースは大きく分けると次の5つの分野に分かれています。:工学、化学工学と食品技術、ICT、衛生社会学 (Health and Social Sciences)、 高度に専門的なビジネスとそのデザイン。

SITのビジョンは学習、産業とコミュニティを連携することで革新的教育のリーダとなることです。将来自分の興味と能力で社会に意味のある貢献のできる人材を育てることが SITのミッションです。SITは学生に次のような4つのいわば SIT‒DNA ともいうべき特徴を植え付けることを目的とします。:考えて手を動かす人(thinking tinkerers)、覚え、忘れ、そして再学習ができること、変革の触媒となれること、そしてコミュニティに根差していること。

組込みシステムとIoT関連のモジュール(日本の学科単位に相当)は、情報通信技術(ICT)クラスターの中で教えられています。これらのモジュールの教育法は、学生が現実世界の問題を特定し、IoTまたは組み込みシステムのソリューションを提案して実装するという応用学習に重点を置いています。

ブースではDr. Muhamed Fauzi Bin Abbasのこれまでの組込みシステムに関する研究内容を展示し、説明いたします。彼の研究は過去の TRONシンポジウムの論文セッションや他の学会で発表されてきました。また2022年のTRON Symposium の論文セッションには彼の指導の下で書かれた論文の発表が行われる予定です。

Dr. Muhamed Fauzi Bin Abbasと同僚の研究は現在次のような分野で行われています。

都市農業の進化はめざましく、AIoTは種子から収穫される作物までのプロセスフローの効率化に大きな役割を果たしました。都市農業の次のステージは、農作物の可能性を最適化することであり、そのためには、農作物の収量を最大化し、同じ種子を用いて好ましい農作物のフェノタイプを実現することを目標に、さまざまな領域の知識と技術を統合することが必要です。そのため、プロジェクトの一環として、農作物学者と密接に連携し、ユーザビリティ研究、デザイン、確固とした技術開発などのスキルセットを含む学際的なチームを構築することを目標としています。最後に、これまで築いてきた産業界と研究者コミュニティの関係をもとに、さらに連携を強化し、他の関連産業(例えば養殖水産業など)との連携を図ることも目標です。